1.マンスリーAW、銀座コインオークション
20日のマンスリーAWと21日の銀座コインオークション、皆様いかがでしたか?
マンスリーAWの方は特に欲しいコインがなかったのでスルーしましたが、銀座コインオークションは参加してみました。
ネットの状況?そういうもの?私のパソコンだとフロアの様子も見れず、オークショニアの声も聞こえず、ひたすらピピっという音だけが流れるシュールな時間を過ごしていました。
そんな中、泰星ネットオークションに続き、レゲンスブルクの都市景観ターラー銀貨を狙っていました。
これまでの相場だと23、4万円くらいの印象なので、それより少し高めの28万円で事前を入れていましたが、ライブであっさり抜かれました。
やはり、都市景観など人気のコインを狙いなら今の時期は我慢するか、もう数パーセント自分の中の相場を上げるしかなさそうです。
今回は都市景観は諦めましたが、とりあえず、他のコレクションジャンルを1枚だけ追加しました。またそのうち報告します。
さて、前回の記事では、1912年の1リラ銀貨を紹介しましたが、今回は1908年の2リレ銀貨です。
そうそう、イタリアの通貨単位である「リラ」は複数形になると「リレ」になります。
「ダラー」は「ダラーズ」ですけど、そういえば「円」は何億でも「円」なんですよね。そもそも日本語に複数形ってないんですよね。
あっ、あった。「たち」。
「5億円たち」
なんか、違うなぁ。
2.スペック
- 発行国 イタリア
- 発行年 1908年
- ミント ローマ
- 額面 2リレ
- 重量 10.00g
- 品位 銀83.5%
- 発行枚数 2,283,000枚
- PCGS MS63

3.発行枚数等
2リレ銀貨も1リラ銀貨同様、1908年から1912年の前期と1914年から1917年の後期でデザインが変わっています。
それぞれの発行枚数とカタログ価格は以下のとおり。
発行年 | 発行枚数 | MS60価格 | MS63価格 |
1908 | 2,283,000 | 250ドル | 500ドル |
1910 | 719,000 | 500ドル | 2,000ドル |
1911 | 535,000 | 1,000ドル | 2,800ドル |
1912 | 2,166,000 | 200ドル | 500ドル |
1914 | 10,390,000 | 40ドル | 90ドル |
1915 | 7,948,000 | 40ドル | 90ドル |
1916 | 10,923,000 | 40ドル | 90ドル |
1916 | 6,123,000 | 75ドル | 150ドル |
1910年と1911年が別格の特年です。1908年と1912年が準特年です。
発行枚数の多い1914年や1916年などのMS63で90ドルというカタログ価格は実勢ではありません。
国内のMS63の取引価格はやはり25,000円から30,000円ほどだと思います。
このあたり、やはり人気のデザインということでしょうか。
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