都市景観コイン

都市景観コイン

最近では都市景観ジャンルのアンティークコイン価格が非常に高騰してきており、なかなか気軽に入手できなくなってきました。

それだけコレクターを未了するジャンルということだと思います。

今回はまだまだ少ないですが、私の所有している都市景観コインを一挙に紹介します。すべて一度はここで紹介していますが。

1.都市景観コイン

都市景観コインもかなりの種類がありますが、その中でも個体は別として、よく見かける都市として、以下のものがあります。

  • ①ニュルンベルク(ドイツ)
  • ②レゲンスブルク(ドイツ)
  • ③フランクフルト(ドイツ)
  • ④アウグスブルク(ドイツ)
  • ⑤チューリッヒ(スイス)
  • ⑥バーゼル(スイス)

逆にあまりオークションなどでも見かけない都市として以下のものがあります。

  • ①ケルン
  • ②ミュンスター
  • ③コンスタンツ
  • ④ブラウンシュヴァイク
  • ⑤ライプツィヒ
  • ⑥ハンブルク
  • ⑦メミンゲン
  • ⑧プァルツ
  • ⑨マインツ
  • ⑩アイヒシュテット
  • ⑪フライブルク
  • ⑫バンベルク
  • ⑬ラーベンスブルク

たぶん他にもあると思いますが、こうして見ると本当に色んな都市の情景をデザインしたコインがありますね。

JCCさんのサイトに都市景観をまとめたページがありますので、そちらも参考にしてみてください。

JCC都市景観ページ

チューリッヒなんかはよくオークションでも見かけるし、そこまで価格帯も高くないのでそのうち入手すればいいやと思っていましたが、なぜかチューリッヒの都市景観は異常なくらい高騰してしまって今は買い控えています。

同じ都市でも年代によって肖像の人物が変わったりして種類も多くありますが、まずは都市デザインの違うコインを入手して楽しみたいと思っています。

それでは私の所有する都市景観コインの紹介です。

2.アウグスブルク 1642年 ターラー銀貨

私が一番最初に入手した都市景観コインはこれだったと思います。

過去の紹介記事

厚みのあるコインなのでスラブも通常より厚いものになっています。

  • 発行国 ドイツ
  • 都市 アウグスブルク
  • 発行年 1642年
  • 額面 ターラー
  • 材質 銀
  • 発行枚数 不明
  • PCGS MS62 

都市景観コインの中でもアウグスブルクのこのコインは比較的価格帯も安いです。

しかし、1600年代のコインであり、厚みもあって、フェルディナント3世の肖像とアウグスブルクの都市景観も素晴らしいのでコスパ最高な1枚だと思います。

3.ニュルンベルク 1768年SR ターラー銀貨

一番よく見かける都市景観かもしれません。

過去の紹介記事

  • 発行国 ドイツ
  • 都市 ニュルンベルク
  • 発行年 1768年SR
  • 額面 ターラー
  • 材質 銀
  • 発行枚数 不明
  • PCGS MS62 

ニュルンベルクも年号別で多くの都市景観コインがありますが、デザインはあまり変わらないものが多く、都市景観面の逆は双頭の鷲のデザインが多いです。

4.フランクフルト 1843年 2ターラー銀貨

このコインもオークションなどでよく見かけます。

過去の紹介記事

1800年代と都市景観コインの中では比較的新しいため、KMカタログでも発行枚数や品位までしっかりと記載されています。

  • 発行国 ドイツ
  • 都市 フランクフルト
  • 発行年 1843年
  • 額面 2ターラー(3-1/2グルデン)
  • 重量 37.10g
  • 品位 銀90.0%
  • 発行枚数 122,940枚
  • PCGS MS62

湖でしょうか、水面を中心にした都市景観です。肖像などもないため、都市のデザインがメインになっています。

水面に浮かぶ帆船、波の様子、湖奥の橋の辺りに日の出なのか日没なのか、太陽がデザインされています。

5.フランクフルト 1772年PCB ターラー銀貨

このコインも都市景観コインの中ではオークション常連といった感じでとてもよく見かけます。

過去の紹介記事

  • 発行国 ドイツ
  • 都市  フランクフルト
  • 発行年 1772年
  • 材質 銀
  • 発行枚数 不明
  • PCGS MS64

こちらのフランクフルトも水面と帆船が写る景観となっています。

都市景観コイン好きならかかせない1枚ですね。かなりの枚数が出回っていますのでグレードを気にしなければ入手もしやすいです。

6.レゲンスブルク 1791年 ターラー銀貨

私の所有している都市景観コインの中で一番入手価格が高いものです。

過去の紹介記事

ほとんど同じデザインの1793GCが存在しますが、そちらは1791の約6倍グレーディング実績があります。

そのことを考慮すると1791は非常に残存枚数が少なく希少であると考えられます。

  • 発行国 ドイツ
  • 都市 レゲンスブルク
  • 発行年 1791年
  • 額面 ターラー
  • 材質 銀
  • 発行枚数 不明
  • PCGS MS63

肖像はレオポルド2世です。

レゲンスブルクの都市景観デザインはこのパターンが多いですが、都市景観コインの中でもこのレゲンスブルクが好きだという人も多いです。

2021年に入ってから既にフランクフルト都市景観コインを入手しましたが、できればもう1枚くらい都市景観コインを増やしたいところです。

ただ、最近の高騰でどこまで追えるか、ですね。



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ABOUT ME
サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。