その他コイン

ジンバブエ 100兆ドル紙幣

紙幣に関しては現状私の収集範囲ではありませんので、このブログでも紙幣の紹介をするのは初めてです。

何かと話題のジンバブエ100兆ドルのハイパーインフレ紙幣をネタとして1枚くらい欲しいとずっと思っていましたが、ようやく入手しました。

その気になればもっと早く入手できたのですが、収集対象外の紙幣ということでなかなか手を出さずにいましたが、少しずつ相場も上がってきてしまったので、これを機に入手しました。

1.スペック

  • 発行国 ジンバブエ
  • 発行年 2008年~2009年
  • 額面 100兆ジンバブエドル

額面の数字がすごいことになっていますが、「0」が14個並んでいます。

「ONE HUNDRED TRILLION DOLLARS」と記載がありますが、この中にある「TRILLION」は英語圏内でも意味が異なるようです。

アメリカ英語だと「1兆」、イギリス英語だと「100万兆・100京」となるようで、100兆ドルということなので、アメリカ英語での意味合いだということになりそうです、

2.ハイパーインフレとデノミネーション

ハイパーインフレーションとは、インフレの中でも特に急激に進行するインフレのことで、戦争や国内の税収などの情勢、供給・輸出価格などの崩壊など、国内情勢に激動があったことに起こりやすいとされています。

デノミネーションの本来の英語の意味は単に「通貨単位」を表しますが、日本でデノミというと、通貨単位の切り下げ又は切り下げを指します。

ジンバブエでは、100兆ジンバブエドルというとんでもない額面を流通させた後、結局12桁と切り捨てるというデノミを行いました。

つまり、100兆ジンバブエドルは新100ジンバブエドルになり、更にはジンバブエドルという通貨も放棄し、使用できなくなりました。

3.その後

この100兆ジンバブエドルが再び同額面で使用できることはあり得ないでしょう。

日本ですらこれだけ出回っている100兆ジンバブエドルが有効になればそれこそ世界中が混乱し破綻します。

まぁジンバブエが補償として100兆ジンバブエドル1,000円くらいの価値であれば対応することはあり得るかもしれませんが・・・まぁそれもないでしょうけど・・・

あくまでも世界最高額面の紙幣として記念に持っておくくらいですね。



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サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。