オークション結果等

令和3年2月オークションの結果

2月はそこまで大きなオークションはありませんでした。

その中でも一番多いロット数だったのが第78回2月泰星誌上・ネットオークションでした。

それぞれ少しだけですが、紹介していきます。

1.第101回入札誌「銀座」

老舗の銀座コインが主催する入札誌です。

銀座コインが主催するオークションとしては大規模な銀座コインオークションとこの入札誌「銀座」と分かれています。

日本国内の老舗ということもあって日本貨幣が充実していますが、外国コインもいいものが出たりします。

今回注目していたのは3点のみ。

1)LOT.18 新寛永通宝 広穿 背ト 母銭 極美品

穴銭の母銭が欲しいと最近思っていたのですが、この新寛永が状態もよさそうで綺麗だったので価格次第で狙ってみようかとも思いましたが、そもそも穴銭の知識が全くないので相場もよくわからず、今回は見るだけにしておきました。

2)LOT.528 イギリス 1845 クラウン銀貨 AU/UNC

画像だけ見るとそれなりの状態に見えます。

全体の摩耗具合も少な目で、髪の毛やリボンの模様もそれなりに残っているのでグレーディングに出したらAU58~MS61程度かなと思っていたので少しだけ手を出そうかと思っていましたが、スタート価格もそれなりだったし、裸にしては高めの手数料込み444,000円まで上がってしまいました。

MS61が付けばまぁ相場程度、MS62でもつけば大勝利ですが、何せ裸コインですのでAU58がついたりDetail判定にでもなってしまったら大損になってしまうので追いませんでした。

3)LOT.530 イギリス 1847 クラウン銀貨 PR61

ゴチッククラウンの最近の人気はわかりますが、PR61なのに手数料込みで999,000円と100万円です!

ホント少し前まではアンデシモであればPR63が買えた価格です。

とても手が出ません。

結局、入札誌「銀座」では何も落札できず。

2.AW第7回マンスリーeオークション

今回はそこまで目玉になるものがなかったように思います。

相変わらず中国コインは強いですが、マンスリーだとそこまで盛り上がらないですね。

1)LOT.552 フランス ナポレオン3世 銀メダル SP63

デザインのいいナポレオン3世の大型メダルです。

ナポレオン3世好きの私も注目していましたが、メダルでここまで上がりますか?ってくらい上がってましたね。

「メダル=人気ない(安い)」の時代は終わりでしょうか。

本来メダルの方がデザイン性は秀逸なものが多いのでもっと評価されてもいいと思っていますが、今回はメダルが頑張ってくれました。

最終的に手数料込み117,660円でした。

私は早期に離脱しましたが、嬉しい限りです。

2)ドイツ ミュンスター 都市景観ターラー銀貨 AU55

ミュンスターのこの都市景観は中途半端な大きさというか、通常スラブには入らないのに大型スラブに入れると小さく見えるという・・・

いいコインですが、大型都市景観の中ではイマイチ人気がないように感じます。

最終的に127,650円でした。

3)LOT.562 ニュルンベルク 都市景観ターラー銀貨

裸でしかも状態も悪いですが、手数料込み41,070でした。

この状態でこの価格とは、都市景観人気もすごいですね。

4)LOT.615 チューリッヒ 都市景観ターラー銀貨

こちらも裸で状態が悪いものでしたが、手数料込み38,850円でした。

さて、今回のマンスリーeオークションでは1点落札したのですが、コインでも紙幣でもありません。

ブログで紹介するのも憚れるものですので紹介しませんが・・・

3)第78回2月泰星誌上・ネットオークション

2月の国内オークションでは最もロット数の多いオークションでした。

今回は日本コインも状態のよさそうなものが多数出品されていたのでそちらを狙っていきました。

1)LOT.699 イギリス 1839 クラウンプルーフ銀貨 PR62

外国コインでは一番の目玉でカタログ表紙にも掲載されていたコインです。

結果は手数料込み3,285,600円でした。

2)LOT.854 パプアニューギニア 1994 50キナ金貨

人気の極楽鳥です。

未鑑定ですが完全未使用級ですのでグレーディングに出せば68以上は見込めるとは思いますが、5キナ銀貨の方が国内では人気あるんですよね。

50キナ金貨の方が数も少ないのですが、やはり大型コインの方が人気があるようです。

このコインはもっと評価されていいと思いますが・・・

最終的に手数料込み108,780円でした。

3)LOT.285 明治10年 貿易銀

状態表記は「極美/未 AU」でした。

最終的に手数料込み212,010円でした。

グレーディングに出して数字さえつけばMS61~62くらいでしょうか。

4)LOT.284 明治9年 貿易銀 MS62PL

これでも泰星コインの状態評価は「極美-未 AU」なんですよね。

PLはやはり上がりますが、ちょっと驚きです。

雰囲気もいいコインでしたが、最終的に手数料込み781,440円でした。

5)LOT.282 明治8年 貿易銀

状態評価は「未使用- UNC-」でした。

実はこれを狙っていました。

泰星コインの状態評価を信じるとLOT.284の62よりも状態がいいということなので、そのままであればMS63以上はつく可能性があります。

コインの状態を見ても十分63は狙えると思います。

最終的に手数料込み244,200円だったので、62でも全然オッケーだし、63がついたら化けます。

しかし、裸コインということもあってそこまで強気にいけず撤退しましたが、もっと強気にいってもよかったかもしれません。

6)円銀

今回の泰星オークションの円銀って画像見れました?

私だけかもしれませんが、円銀の画像が見れませんでした。

そのため泰星コインの状態評価を信じて入札し、3枚落札しましたが、届いたらじっくり見てみます。

他の貿易銀などの状態評価を見る限り、「極美/未使用 AU」でもMSが狙えるし、「未使用- UNC-」であれば62以上、「未使用 UNC」であれば63以上が狙える状態という感じで判断して入札してみましたが、自分の目で見ていないので何とも言えません。

しかし、その数字がつくレベルであれば今回円銀はいいものがそれなりの価格で落札できたと思います。

グレーディングに出すのが楽しみです。

こんな感じで2月の国内オークションも終わりましたが、皆さんはいかがでしたでしょうか?



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サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。