アンティークコインの基礎

NGCへのグレーディング依頼

ある程度グレーディングに出したいコインができたので、グレーディングを依頼しました。

とは言っても3月末に国内業者に送っています。

今回はすべてNGCに送ることにしました。

1.依頼したコイン

今回依頼したコインは以下の13枚です。

  • ① 日本 円銀 明治22年
  • ② 日本 円銀 明治24年
  • ③ 日本 円銀 明治30年
  • ④ 日本 円銀 明治36年
  • ⑤ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1846年 ターラー 熊
  • ⑥ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1862年 ターラー 熊
  • ⑦ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1862年 ターラー 熊
  • ⑧ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1756年 6ペニヒ 熊
  • ⑨ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1756年 6ペニヒ 熊
  • ⑩ ドイツ フランクフルト 1862年 ターラー 射撃祭
  • ⑪ ドイツ フランクフルト 1863年 ターラー レーマー広場
  • ⑫ ドイツ レゲンスブルク 1754年 ターラー 都市景観
  • ⑬ ビルマ CS1214 チャット クジャク 

熊が多い・・・

2.それぞれの予想

それぞれの入手経緯や状態、予想を書いておきます。

① 日本 円銀 明治22年

某オークションで落札したコインです。

そのオークション会社の評価は「UNC-」でしたが、手元で見た感じだとMS61~62くらいかなと思います。

② 日本 円銀 明治24年

こちらも明治22年と同じオークションで落札したコインです。

オークション会社の評価は「UNC」だったんですが、手元で見たところ、気になる擦った跡があり、最悪の場合はDetail判定になるかもしれません。数字がついたとしてもMS62程度だと思いますので、「UNC」評価は甘いと感じたコインでした。

③ 日本 円銀 明治30年

このコインも上の2枚と同じオークションで落札したコインです。

オークション会社の評価は「UNC-」でしたが、手元で見たところ、菊章面のスレがあまりに多く、よくてMS61、AU58くらいの可能性も十分あると思います。

④ 日本 円銀 明治36年

過去に入札誌で落札したコインです。評価は極美品でした。

スレも少しありますが、洗浄っぽい感じがしたので、これまでグレーディングには出しませんでした。

それに加えて、実際私も実験で洗ってみたので、あまり期待はしていませんので「AU-d」か、数字がつけばAU58かMS61くらいかなと思います。

⑤ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1846年 ターラー 熊

過去に国内某オークションで落札しました。オークション会社の評価は「UNC 洗浄」でした。確かに綺麗すぎるほどピカピカでしたが、こちらは「UNC」の評価は妥当だと思います。

また「洗浄」ということで落札しましたが、プルーフライク肌なので、数字はつく可能性があると見込んで落札したものですが、まぁ「Detail」の可能性は高いです。

⑥ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1862年 ターラー 熊

先日紹介したWAGで落札したものです。WAGの評価は「UNC-」ですが、洗浄っぽい気がします。

「UNC-d」で戻ってきそうな感じもしますが数字が付けば62~63かなと。

⑦ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1862年 ターラー 熊

こちらWAGで落札したものです。WAGの評価は「EF」でしたが、熊の「点」も割と残っているので上手くいけばMS61、順当ならAU58くらいかなと思います。

⑧ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1756年 6ペニヒ 熊

こちらのコインもWAGで落札したものです。WAGの評価は「UNC-」でした。

元々の製造技術のこともあって「UNC-」には見えないようなコインですが、果たしてNGCがどういう判断をしてくるか楽しみです。

NGCのPOPでも探せなかったので鑑定実績はないのかもしれません。そうなると余計に判定が難しくなりますね。

⑨ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1756年 6ペニヒ 熊

こちらも上と同様WAGで落札したものです。WAGの評価は「UNC-」でした。

こちらもPOPではグレーディング実績はないようですし、判断が難しそうです。

⑩ ドイツ フランクフルト 1862年 ターラー 射撃祭

こちらもWAGでの落札コインです。WAGの評価は「UNC-」でしたが、状態はよさそうみ見えます。

鑑定数も多いコインなのでどのくらいの位置にくるか楽しみです。

⑪ ドイツ フランクフルト 1863年 ターラー レーマー広場

こちらもWAGで落札したものです。WAGでの評価は「EF」でした。

しかし十分MSは狙えそうな状態だと思っています。

⑫ ドイツ レゲンスブルク 1754年 ターラー 都市景観

WAGで落札したコインです。WAGの評価は「VF~EF」でした。

手元で見てみるとXF45~AU53くらいついてもよさそうかなと思います。

⑬ ビルマ CS1214 チャット クジャク

何かと人気のクジャクチャットです。

こちらは過去にヘリテージで「UNC-d」のスラブ入りを落札したものです。

スラブを割って、ずっと放置していましたが、数字つかないかなぁと期待はしています。

でも、数字がつかないとなると今度は「AU-d」で戻ってくる気がします。

3.総括

以上の13枚を今回NGCに依頼しましたが、Detailで戻ってくるものも数枚はあると予想しています。

それでも割と楽しみな13枚なので3~4か月ほど期待して待っていようと思います。



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ABOUT ME
サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。