4月17日~19日の3日間の日程で第24回オークションワールドが開催されていました。
毎月のマンスリーeオークションとは異なり年4回開催の大規模オークション、毎回楽しみにしていますが、昨年からの高騰でなかなか思うように欲しいコインが落札できない状況が続いていました。
今回は、そんな波に乗ってみようと、不要なコインを多数出品もしていました。
約2週間前に公開され、円銀などは一気に入札がありました。(ちなみに円銀は1枚も出品していません)
最近は円銀ブームの再来と言ってもいいほど円銀の価格が高騰し、特にMS65以上のクラスになると年号も問わずにそれなりに高値になります。
今回本気で狙いたかったコインは数枚ありますが、欲しいコインは事前からどんどん上がるのに、自分が出品したコインはスタート価格からほとんど上がらないものがほとんど・・・
大きいオークションになればなるほど、目玉になるコインや人気のあるコインは高騰しますが、そうでもないコインはその出品数の多さにひっそり埋もれてしまう印象があります。
だからこそ安値で落札するチャンスでもあるんですけどね。
ただ、安く落札できるコインはやはり人気がないという証拠でもあるので難しいところです。
さて、そんな感じで自分的に注目していたコインを感想と共に紹介します。
価格はすべて手数料抜きの価格です。
- 1.日本貨幣
- 2.外国コイン
- ① LOT.1034 ビルマ クジャクチャット
- ② LOT.1057 セイロン 5ルピー
- ③ LOT.3194 アンハルト=ベルンブルク ターラー熊
- ④ LOT.3236 ブレーメン 1864B 証券取引所
- ⑤ LOT.3247 フランクフルト 1863 レーマー広場
- ⑥ LOT.3243 都市景観 フランクフルト 1772PCB ターラー銀貨
- ⑦ LOT.3249 都市景観 フランクフルト 1843年 2ターラー銀貨
- ⑧ LOT.3272 都市景観 ニュルンベルク ND(1721) ターラー銀貨
- ⑨ LOT.3274 都市景観 ニュルンベルク 1745 ターラー銀貨
- ⑩ LOT.3291 都市景観 レゲンスブルク 1756ICB ターラー銀貨
- ⑪ LOT.3294 都市景観 レゲンスブルク 1780F ターラー銀貨
- ⑫LOT.3477 イギリス 1845年 クラウン ヤングヘッド
- ⑬ LOT.3482 イギリス 1847年 ゴチッククラウン
- ⑭ LOT.3574 イギリス 2019年 ウナとライオン 2オンス銀貨
- ⑮ LOT.3593 イギリス 1999年 ダイアナ 5ポンド金貨
- ⑯ LOT.3662 イタリア 1914R 5リレ銀貨
- ⑰ LOT.3793 都市景観 スイス バーゼル ND(1700) ターラー銀貨
- ⑱ LOT.3803 都市景観 スイス チューリッヒ 1790年 ターラー銀貨
- ⑲ LOT.3817 スイス 射撃祭 ローザンヌ
- ① LOT.1034 ビルマ クジャクチャット
- 3.総括
1.日本貨幣
① LOT.144 日本 旧一圓銀貨 明治3年 PCGS MS66+
事前からすごい勢いで伸びましたね。
AWの説明文引用「日本 旧一圓銀貨 Old type 1Yen 明治3年(1870) PCGS-MS66+ JNDA01-9 KM-Y5.1 普通圓 Type1 有輪 PCGS・NGC中最高グレード品(2021.2.5現在) MS66“+“は本品のみかつ唯一の最高評価品という空前絶後のコンディション !ⓇⓇ FDC」と希少性をアピールしていました。
空前絶後なんて言葉、最近ではサンシャイン池崎さんくらいしか聞いた記憶がない・・・
スタート価格500,000円→落札価格3,010,000円 スタート価格からの上昇率6.02倍
えっ、旧円銀ってこんな値段になるの??
② その他の円銀
スラブ入りMSクラスは軒並み事前から入札が激しかった印象でした。
③ LOT.202 日本 明治10年 貿易銀
MS63がいいものだとはわかるし、近頃の異常な高騰ぶりで相場がグングン上がっているのはわかるんですが・・・
これが今の相場なのでしょうが、約1年前の相場を知っている昔からの日本近代コインコレクターたちからすると、とても追えない金額になりましたね。
1年前まではMS63でも100万円を超えるなんてまずありませんでした。
円銀を含め、日本近代大型銀貨は、少し前の中国コインと同じような高騰ぶりを見せています。
中国人コレクターが日本近代コインに流れてきているのかもしれませんね。
もう私がMS鑑定済の貿易銀を入手することはないでしょう。
スタート価格250,000円→落札価格2,010,000円 スタート価格からの上昇率8.04倍
(実際に落札された方にあまりいい印象を与えない文章だったようなので一部内容を修正しました。)
④ LOT.281 日本 銅打旧二十円金貨 明治3年
ペニー銅貨に打刻したという大珍品!
AWの説明文引用「日本 銅打旧二十圓金貨 明治3年(1970) Trial Struck Old type 20Yen Struck on Penny 1826 ジョージ4世 Penny 1826上に打刻 平成6年(1994)第5回東京国際コイン・コンベンション(TICC)展示原品 明治初年、大阪造幣寮に技術指導のため来日していたウィリアム・ワイオンの息子であるエドワード・ワイオンが本国から持ち込んだペニー銅貨に試験的に打刻したもので、エドワード自身の記念貨的性格を持つユニーク・ピースである。打刻時に極印の問題で生じたであろう欠けが旭日部とエッジにあることを除いて摩耗は極僅かであり、初期二十圓金貨のデザインが細部まではっきりと確認できる。落ち着いたトーンの中には銅の輝きがところどころに見え隠れし、日英共演?のユニーク・コインにふさわしい美麗な外観を遺している。本ロットには比較用としてPenny 1826 (S-3824 KM-692) PCGS-MS65BNが付属しているため、ぜひ並べて鑑賞して頂きたい。Trial Strike, Unique Piece ⓇⓇⓇⓇ AU~UNC」
AWで説明文が長いときは気合の証拠、珍品ほど説明文が長いですね。
スタート価格600,000円→落札価格6,600,000円 スタート価格からの上昇率11.00倍
④ その他試作貨
試作貨もそこそこ状態のいいものが出てました。
私自身は現状そこまで興味ないのでスルーしましたが、いいものであることは間違いない。
2.外国コイン
① LOT.1034 ビルマ クジャクチャット
MSクラスなのでそれなりに競るんだろうと思っていましたが、事前ではそこまで伸びませんでした。
しかしライブでかなり伸びましたね。
クジャクチャットのMSが今時スタート価格1万円っていうのもねぇ。
スタート価格10,000円→落札価格320,000円 スタート価格からの上昇率32.00倍
② LOT.1057 セイロン 5ルピー
前回のAWとは別個体の「PF67 ULTRA CAMEO」ですが、前回これが欲しくて欲しくて、でも手数料抜きで14万円という価格に諦めました。
今回こそはと思っていましたが事前の段階で既に前回超え・・・
でもさすがに「PF67 ULTRA CAMEO」は綺麗ですね。
プルーフ貨は「ULTRA CAMEO」や「DCAM」がやはり好きです。
その前のLOTで「PF65 ULTRA CAMEO」と「PF64 ULTRA CAMEO」があったのでそちらに切り替えましたが、そちらも過去に比べるとかなりの高値で諦めました。
スタート価格30,000→落札価格390,000円 スタート価格からの上昇率13.00倍
いやいや、たった数か月でなぜ3倍になるの・・・
③ LOT.3194 アンハルト=ベルンブルク ターラー熊
私の好きなコインの一つですが、AU58の割には値段も上がりました。
以前はAU58クラスだと1万円切っていた記憶がありますが、今回は1万円スタート!
“空前絶後”の熊ブーム到来ですか??
とにかく、熊コインが人気出ることは嬉しい。
スタート価格10,000円→落札価格24,000円 スタート価格からの上昇率2.40倍
熊時代の到来か?笑
少し前までAUクラスだったら1万円もいかなかったのに・・・
④ LOT.3236 ブレーメン 1864B 証券取引所
このコインも好きなコインの一つですが、今回は4枚も出品はありました。
- 裸 洗浄?AU
- MS62
- MS63PL
- MS64
「MS63PL」のコインはさすがPLだけあって綺麗でしたね。
スタート価格50,000円→落札価格230,000円 スタート価格からの上昇率4.60倍
PLは人気ありますねぇ。
PF64を入手しておいてよかった!
⑤ LOT.3247 フランクフルト 1863 レーマー広場
私の好きなコインが連続しますが、これも大好きなコインです。
今回3枚の出品がありました。
- 裸 洗浄EF
- MS62
- MS65
元々発行枚数約2万枚で鑑定数もそれなりにありますが、日本でも人気のあるコインです。
MS65クラスだとそれなりに高くなりますね。
スタート価格40,000円→落札価格86,000円 スタート価格からの上昇率2.15倍
MS62が48,000円の割にMS65はそこまで上がらなかったですね。
⑥ LOT.3243 都市景観 フランクフルト 1772PCB ターラー銀貨
人気の都市景観コインです。
MS63とまずまずのグレードでしたが、この都市景観は他の都市景観に比べて過去の相場からそこまで上がっていませんね。
スタート価格100,000円→落札価格310,000円 スタート価格からの上昇率3.10倍
⑦ LOT.3249 都市景観 フランクフルト 1843年 2ターラー銀貨
お馴染みの湖の都市景観です。
MS61でしたが、以前それなりの数のMS61が一気に出品されたときはかなり安かった印象ですが、今回はさすがにそのときより上がりました。
スタート価格40,000→落札価格220,000円 スタート価格からの上昇率5.50倍
以前はこの2ターラーのMS61クラスは11万円ほどで落札されてたはずなんですが、倍ですよ・・・
少し前に割高だと思いながらもMS62を落札しましたけど、今となってはよかったのかも。
⑧ LOT.3272 都市景観 ニュルンベルク ND(1721) ターラー銀貨
これはいいコインですね。
MS64にPLまで付いています。
100万円は超えるだろうと最初から入札するつもりもありませんでしたが、これはいい!
スタート価格300,000円→落札価格1,400,000万円 スタート価格からの上昇率4.66倍
今の状況ならもっと伸びてもいいとは思うんですが、常識の範囲内だったかなという印象です。
⑨ LOT.3274 都市景観 ニュルンベルク 1745 ターラー銀貨
これもいいですね。
これも欲しかったのですが、現在の財政事情から参加は見送りました。
スタート価格120,000円→落札価格600,000万円 スタート価格からの上昇率5.00倍
まぁ許容範囲かなぁ。
参加は見送りますなんて言いながら50万円までは入札してましたけど、過去のAUクラスとMS63の落札価格からすると少しだけ割高だとは思いますが、今の状況だとそこまで高いという印象はなかったです。
私は撤退しましたけど。
⑩ LOT.3291 都市景観 レゲンスブルク 1756ICB ターラー銀貨
少し前にWAGで裸のコインを落札しましたが、そのコインは状態がよくないものなので、MSクラスのものが欲しいと思っていました。
過去にMS62クラスで手数料込み22万円ほどなので、現状都市景観の人気も考えると手数料込み18万円くらいなら行こうと決めていました。
スタート価格50,000円→落札価格240,000円 スタート価格からの上昇率4.80倍
過去のMS62の相場を超えてましたね。
途中までは追いましたがちょっとついていけなかったです。
⑪ LOT.3294 都市景観 レゲンスブルク 1780F ターラー銀貨
これもたまに国内オークションに出てきますが、毎回のようにMS61なのはなぜだろう・・・
少し前のWAGで保証金消化のためにMS61を高値で落札したのと同じ種類のものです。
スタート価格70,000円→落札価格230,000円 スタート価格からの上昇率3.28倍
これも上がりましたね。
割高だとわかってWAGで落札したMS61でしたが、むしろ今回の方が高いという・・・
⑫LOT.3477 イギリス 1845年 クラウン ヤングヘッド
MS64のハイグレードです。
少し前のAWでMS64だと150万円くらいになっていたと思います。そのときは落札するつもりで頑張ったのですが、今回は資金的に参加すらしませんでした。
いや、スタート価格くらいだったときに記念入札しました!
スタート価格400,000円→落札価格1,700,000円 スタート価格からの上昇率4.25倍
ヤングヘッドクラウンのMS64クラスだと相場はあってないようなものだと思いますが、まぁ常識の範囲内に収まったかな。
⑬ LOT.3482 イギリス 1847年 ゴチッククラウン
PR64のハイグレードです。
この1年で急激に相場が上がったゴチッククラウンですが、高騰する前に入手しておけばよかったなぁ。
もう入手することはないかもしれません・・・
スタート価格1,000,000円→落札価格2,600,000万円 スタート価格からの上昇率2.60倍
ゴチクラの64なら今はヘリテージなど海外オークションの方がむしろ高いかも、といった感じの価格でした。
⑭ LOT.3574 イギリス 2019年 ウナとライオン 2オンス銀貨
値が上がって手放す人たちが出てきたのでしょうね。
その中でもPR70DCAMの最高鑑定はやはり強いです。
限定モダンの最高鑑定の時代はこの先ずっと続くのでしょうか・・・
スタート価格100,000円→落札価格1,510,000万円 スタート価格からの上昇率15.10倍
モダンでここまで上がりますかね・・・
最近のモダンはコレクションというよりも投資の対象になりつつあるし、販売当初に入手した者勝ちという状況です。
その入手争いに参加してみてもいいですが、そこで入手できなかったら別にいらないかなぁ。
⑮ LOT.3593 イギリス 1999年 ダイアナ 5ポンド金貨
まぁ、上がるとは予想していましたが・・・
金貨の方のダイアナはまだ発行枚数少ないし上がるのは理解できますけどね。
スタート価格300,000円→落札価格3,200,000円 スタート価格からの上昇率10.66倍
銀貨ですら謎の上昇を続けていますが、金貨もここまで上がるものですかね・・・
⑯ LOT.3662 イタリア 1914R 5リレ銀貨
私の好きなクァドリガがデザインされた大型銀貨です。
1リラや2リレとは違って発行枚数も少ないし、何より大型で非常に見栄えのするコインなのでいつかは欲しいんですけどね、高いんですよ!
スタート価格750,000円→落札価格1,220,000円 スタート価格からの上昇率1.62倍
スタート価格もそこそこなので上昇率は控えめでした。
しかしモダンで150万円とか300万円とか出すならこっちの方がよっぽど欲しいけど・・・
⑰ LOT.3793 都市景観 スイス バーゼル ND(1700) ターラー銀貨
人気の都市景観コインの中でもなぜか最近スイスの都市景観の方が高くなっている気がするのは気のせい?
デザイン的にはドイツの都市景観の方が私好みなんですが・・・
それでもさすがにMS64でかなりの高値になると予想していましたが、事前ではそこまで上がらず。
さすがにライブでは上がりましたね。
スタート価格120,000円→落札価格880,000円 スタート価格からの上昇率7.33倍
スイスの都市景観って、ターラーよりも大型の2ターラー(デカスラブ)があり、そちらがどうしても高くなりがちなので、ターラーでどこまで出すかは悩ましいところです。
私的にはスラブのサイズが揃っていた方がコレクションしやすいのでターラーサイズが欲しいのですが、MS64だとここまで上がるとなるときついですね~
⑱ LOT.3803 都市景観 スイス チューリッヒ 1790年 ターラー銀貨
MS61とグレードは控えめですが、この手の都市景観が最近すごく高い気がします。
スタート価格100,000円→落札価格250,000円 スタート価格からの上昇率2.50倍
実はスイスの都市景観は1枚の持っていないのでいつかは欲しいと思っています。
以前はスイスの都市景観ターラーのMS61クラスって15万円程度が相場だったと思いますが、上がってますね。でも今回は意を決して入札しました。
しかし、謎の入札になりました。
24万円で他の人の入札が入って、私は25万円が限界だと思って終了間際にカットビット入れたんですよ。
そしたらギリギリ競り直しになったんですが、なぜか私の画面上は24万円で私が最高入札額になっていました。
え?何これ?と戸惑っているうちに他の人が逆に25万円でカットビット入れられて終了。
何だったんだろう・・・
⑲ LOT.3817 スイス 射撃祭 ローザンヌ
スイス射撃祭の中でも人気のあるローザンヌ、しかもMS66のハイグレードです。
スタート価格60,000円→落札価格260,000円 スタート価格からの上昇率4.33倍
スイス射撃祭の中でも人気のあるローザンヌのハイグレードなのでまぁ上がりますね。
3.総括
またしても全体的に高騰は続いています。
昔からの相場を知っている人たちは落札できない状況が続いています。
しかし、この1年の高騰の傾向として、人気コインのハイグレードほど高騰している、ということが言えます。
人気コインでもグレードの低いものや、そもそも人気のないマイナーなコインはそこまで上がっていません。
趣味で収集するのであれば他の人が収集していない分野を攻めるのはありだと思います。
将来の資産として考えるのであればそれほど価格上昇が期待できないコインを収集しても意味がないですが、人気分野は高騰してるので新規の入手が難しいです。
コロナが終息し、金融や世界情勢が安定したときにこの高騰も終息する可能性もあります。
アンティークコインも需要と供給で価格が決まっているので、相場が上がれば手放す人が増えます。
手放す人が増えれば当然価格が下がります。
だから今の急激すぎる高騰はかなり危険だと思っています。
本来アンティークコインというものは物価上昇に伴って緩やかに価値が上がっていくものです。
今の急激な高騰(需要過多)は、いずれ値崩れ(供給過多)を引き起こす可能性もあります。
そんな中、冷静にコイン収集をしていきたいと思います。
さて、それはそれ。
私自身は将来の投資目的でも転売目的でもなく、ただの趣味で収集しているのですが、特に好きなコインの分野が今回上がりました。
熊ターラー、レーマー広場、ブレーメン証券取引所、都市景観、ナポレオン3世5フラン銀貨と100フラン金貨などは1年前に比べて本当に上がりました。
ナポレオン3世100フラン金貨は日本でブームがあったときの価格に戻ってきたという感じですが、一時のブームのときはもっと高かったんですけどね。
ナポレオン3世5フラン銀貨は今回裸の未使用クラスもAU58も高くなりましたね。
ナポレオン3世5フラン大好きな私としては嬉しいです。
今回のAU58はAUクラスにしては状態のいいものだったのですが、純粋にAU58という数字だけで考えるとこれまでの倍以上の価格になりました。
都市景観については、基本的に1/2ターラー銀貨などよりターラー銀貨の方が人気が高く、AUクラスよりMSクラスの方が価格の上昇があります。
それに加え、これまで10万円から18万円くらいだった都市景観MSクラスは1.5倍から2倍の価格変動をしていますが、もともと30万円以上が相場だった都市景観については驚くほどの上昇はしていない印象があります。
もちろん上がってはいるのですが、1.2から1.5倍ほどかなと。
つまりは、10万から18万だった比較的入手しやすい価格帯のものが上昇し、もともとの相場が30万円とかを超えるようなものは高額なので新規でコインの世界に参入してきた人たちも入札しないのかなぁとも考えたり。
まぁ、あくまでも個人的な感想ですが・・・
とにかく、私の好きなジャンルが軒並み価格が上昇しているのは嬉しくもありますが、新規入手の厳しさを痛感しています。
需要と供給のバランスでいつか下がってくるかもしれませんが、あくまでも投資目的ではなく趣味で収集している者にとっては、趣味を一時ストップさせられている状況ですから、もどかしいですよね。
最後に、
出品していたコインは入手した価格の半額以下のものもあれば、倍以上に上がったものもあり、トータルするとマイナスにはなりませんでした。
入手した価格より低かったものは、そもそもコイン収集を始めた頃に入手したものがほとんどで、相場も何もわからないままヤフオクやメルカリで買い漁っていたコインです。
今回は他のコインが頑張ってくれたのでマイナスにはなりませんでしたが、赤字コインたちは勉強代だと考えます。
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