気づけばまた間が空いてしまいました。
どうもサボり癖が・・・
さて、前回のブログで7枚のグレーディング帰還コインを紹介しました。
ほとんどは予想していたとはいえ、7枚中5枚はDetail評価でした。
今回紹介するコインはほとんど数字ついているのでよかったです。
1.依頼したコイン
今回戻ってきたコインは以下の13枚です。
- ① 日本 円銀 明治22年
- ② 日本 円銀 明治24年
- ③ 日本 円銀 明治30年
- ④ 日本 円銀 明治36年
- ⑤ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1846年 ターラー 熊
- ⑥ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1862年 ターラー 熊
- ⑦ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1862年 ターラー 熊
- ⑧ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1756年 6ペニヒ 熊
- ⑨ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1760年 1/24ターラー 熊
- ⑩ ドイツ フランクフルト 1862年 ターラー 射撃祭
- ⑪ ドイツ フランクフルト 1863年 ターラー レーマー広場
- ⑫ ドイツ レゲンスブルク 1754年 ターラー 都市景観
- ⑬ ビルマ CS1214 チャット クジャク
前回⑦まで紹介しましたので、今回は⑧~⑬です。
2.提出時予想と結果
⑧ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1756年 6ペニヒ
予想:未知数
結果:MS66
WAGで落札したコインですが、WAGの状態評価は「UNC-」でした。
元々この時代にコインはきちんとした型で造るわけではないので、個体によって少しずつ違っていたりします。
そしてまさかのMS66!
1700年代のコインを自らグレーディングに出してMS66は稀です。
もちろん最高鑑定!というよりもNGCでは唯一の鑑定品!
調べてみるとPCGSでは、1752年のものでAU53が1枚、MS63が1枚の合計2枚、1755年のものでMS63が1枚、1757年のものでAU58とMS64は1枚の合計2枚、1758年のものでMS63が1枚ありましたが、1756年はなようでしたので、NGC・PCGS合わせても唯一鑑定品のようです。

⑨ ドイツ アンハルト=ベルンブルク 1760年 1/24ターラー
予想:未知数
結果:MS65
これも⑧と同様WAGで落札したものです。かなり未知数でしたが結果は⑧同様驚きのMS65でした。
このコインはNGCでこの個体を含め4枚のグレーディング実績があり、他の3枚はXF40が1枚、AU55が2枚です。
そう考えるとこのMS65はちょっとすごいと思います。
ちなみにPCGSではMS62が1枚、MS63が1枚の合計2枚がグレーディングされているようです。
いずれにしても最高鑑定です。

⑩ ドイツ フランクフルト 1862年 ターラー 射撃祭
予想:MSの中でもいい数字
結果:MS64
WAGの状態評価は「UNC-」でしたが、普通に状態はよさそうに見えました。しかしかなり鑑定数が多く高鑑定も多いコインだけにどの位置にくるのか楽しみにしていましたが、MS64という結果でした。
MS65くらいは狙えるかなと思っていましたが、まぁこんなものでしょうか。

⑪ ドイツ フランクフルト 1863年 ターラー レーマー広場
予想:MS
結果:MS62
WAGの状態評価は「EF」でしたが、今までの経験上WAGのEFは十分MSがつく状態なので期待して落札しました。結果予想通りMS62がついてくれました。
好きなコインなのですが、手元にMS61、MS62、MS63、MS64があります笑

⑫ ドイツ レゲンスブルク 1754年 ターラー 都市景観
予想:XF45~AU53
結果:XF45
まぁお世辞にもMS取れるコインではないことはわかっていました。予想はXF45~AU53かなと思っていましたが、一番下の予想でした・・・

⑬ ビルマ CS1214 チャット クジャク
予想:AU-Details
結果:AU-details
これは元々NGCの「UNC-Detail Cleaned」というスラブ入りで入手しましたが、なんとか数字つかないかなと思っていましたが、やはりダメでした。
しかし元々「Cleaned」のD判定だったのになぜか「REMOVED FROM JEWELRY」になりました。

新型コロナウイルスの影響でグレーディングも以前と比べてかなり時間がかかっています。
最近は新規入手もほとんどしていないのでグレーディングに出すようなコインもないのですが、まだ出して戻ってきていないコインもあるので気長に待ちたいと思います。
artikel-185