1)アンティークコインとは
アンティークコインとは、概ね100年以上前までに発行された貨幣等(金貨・銀貨等)であり、全世界では約20万種類が存在するとも言われています。
アンティークコインは、昔から時の権力者たちが資産として、また趣味として収集してきました。
またアンティークコインは、基本的には現存する数が減っていくことはあっても増えることはないため、希少性は維持され、値が安定しやすい資産と言えます。
2)アンティークコインの価値
アンティークコインの価値は大きく分けて以下の3つの要素が関わってきます。
①希少性
発行枚数が少ない、または現存枚数が少ないなど希少性の高いものです。専門的なカタログやオークションなどではⓇとして表示されます。Ⓡの数が多いものほど希少性が高いことを示します。
②状態
日本貨幣の状態を表すものとしては日本貨幣商協同組合発行のカタログに記載されている完全未使用や未使用、極美品、美品、並品などがありますが、海外ではFDCやUNC、AU、EFなどの表記となります。しかし国によって独自の状態表記の文言を使用していることもあります。
またコインの状態を証明する鑑定機関が存在し、その中でもアメリカのNGCとPCGSが世界中でも信頼度の高い2大鑑定会社と呼ばれています。
NGCもPCGSも最高70のグレード表記を採用しており、70に近い数字が未使用に近く状態のよいコインということになります。
しかし、アンティークコインでは事実上67か68までが最高グレードとなります。
通常貨幣であればその状態からG、VG、F、VF、XF、AU、MSという表記に加え、70までの数字がつきます。60以上がMS表記となりますが、60を超えてくると数字が1上がるたびに価値も大きくあがるコインもあります。
③人気
コインには発行国やデザインによって人気のあるコインとそうでもないコインとに分かれます。
発行国で言えば、まずイギリスは根強い人気があります。それ以外にもドイツ・フランスなどのコインも人気があります。
デザインで言えば、ウナとライオン、ヴィクトリア女王、ナポレオン3世、都市景観などが描かれたコインは非常に人気があります。
アンティークコインの価値を決める大きな要素は以上の3つです。どんなにレアのコインであってもグレードが低かったり、そもそも全く人気のないものであれば入手したいと思うコレクターもいないため、価値はあがりません。またどんなに人気のデザインであったとしても、大量に発行されてしまっていれば当然価値はあがりません。
希少性が高く、かつ状態の良いコインは世界中に数が少なく、その上、人気のあるコインになると、数少ないコインを世界中のコレクターが欲しがっているということになるのですから、価値が上がっていくことは容易に想像できるでしょう。
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