その他コイン

トルコ 2010年 50リラ エルトゥールル号

1.スペック

  • 発行国 トルコ
  • 発行年 2010年
  • 額面 50リラ
  • 表面デザイン エルトゥールル号
  • 裏面デザイン トルコ軍艦遭難慰霊碑
  • PCGS PR65DCAM

2.エルトゥールル号遭難事件

1890年(明治23年)9月16日の夜、オスマン帝国(現在のトルコ)の軍艦エルトゥールル号が、和歌山県大島村(現在の串本町)の樫野崎灯台付近で座礁沈没し、約500名の乗員が死亡しました。

当時、日本は開国を経て、諸外国との交流が盛んに行われ、オスマン朝と日本の間でも皇室儀礼関係が創始された。そしてオスマン朝から天皇に勲章を奉呈するために派遣された軍艦がエルトゥールル号であった。

しかし、その帰路、台風に巻き込まれ航行不能に陥り、起こった事故でした。

この事故により、約500名の乗員が死亡することになりましたが、官庁や村民らの懸命な救助活動により、69名の命が救われました。

この事件、日本人で知っている人は多くはないですが、トルコでは日本との関係を示す有名な話として語り継がれています。日本でもこの事件を書いた多くの書籍・漫画・映画などもあります。

3.トルコとの関係

エルトゥールル号遭難事件によって、トルコと日本の関係はより良好なものとなりました。日本ではこのエルトゥールル号のことを知っている人はあまり多くありませんが、トルコでは未だにエルトゥールル号遭難事件のことが語り継がれ、日本に対し友好的な印象を持っている人が多く存在します。

1)イラン・イラク戦争時の日本人救出

1985年当時、激化したイラン・イラク戦争により、サダム・フセインは48時間の猶予を与え、それ以降のイラン上空を飛行する航空機はすべて撃ち落とすと宣言しました。各国が自国民を救出しようと次々を軍や航空機を送る中、日本は憲法9条の解釈をめぐり、自衛隊派遣を決定できませんでした。そんな中、トルコ航空の航空機が日本人救出に名乗りを上げ、無事全員を日本まで送り届けました。

2)東日本大震災における支援

今でも記憶に新しい東日本大震災ですが、多くの国から支援物資などが贈られる中、トルコからの支援はとても手厚いものでした。その内容は、救助隊員32名、飲料水18.5トン、缶詰6万8800個、毛布5000枚、義援金1600万リラにも及び、またこれ以外にも民間から多くの募金等もありました。

4.まとめ

以上のように、日本では忘れられてきているエルトゥールル号遭難事件ですが、トルコでは未だにこのときの日本人の対応を感謝し、とても親日な国になっています。

このコインのデザインは、そんなエルトゥールル号と日本にあるトルコ軍艦遭難慰霊碑という、まさに両国の友好を示す、そんな記念の1枚となっています。

トルコ軍艦遭難慰霊碑(串本町のHPより)



にほんブログ村


artikel-20

ABOUT ME
サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。