過去記事「アメリカ 2009年 ウルトラハイレリーフ ダブルイーグル」で紹介した金貨でしたが、縁あって、再び入手することになりました。
1.スペック

- 発行国 アメリカ
- 発行年 2009年
- 額面 20ドル
- 品位 金99.99%
- 重量 1オンス
- PCGS MS70 ゴールドラベル 元箱付き
既に持っていたものはMS70PLでしたが、今回はただのMS70。しかし、最近の金価格の上昇、コイン価格の上昇で、MS70クラスでも国内大手オークションでは手数料込みで30万円を超えています。しかし、今回は、最近の価格よりは大幅に低い金額で直接コイン商から購入しました。
とは言っても、金価格もまだ4000円台だった頃、ウルトラハイレリーフ人気が落ちた頃の価格からするとだいぶ高いのですけど・・・
2.ウルトラハイレリーフ金貨の相場の変動
この金貨は過去記事「金価格のコイン市場への影響」でも書いていますが、発売されてからしばらくはすごい人気ぶりで、日本国内でも加熱ぎみでした。その頃にそれを専門的に扱っていた日本のコイン商から購入した人たちは暴落ぶりに嘆いていたのではないでしょうか。
ここ最近は金価格が高騰し、ようやく値が戻ってきた感じですが、あくまでも金価格の高騰によってコインの価格も上昇しているのであって、金価格を考慮しないコインの価値という意味ではまだまだ一時期の水準に戻ってきていません。

過去記事「金価格のコイン市場への影響」でも載せたこのグラフ。MS70に絞り、なおかつ金価格を差し引いたウルトラハイレリーフ金貨の価格です。人気のあった頃は金地金としての価値を差し引いても17万円超だったのに一時期3万円ほどまで落ちた時期がありました。
ここ最近の金価格の高騰、アンティークコイン等の価格の上昇でウルトラハイレリーフ金貨の価格も上昇し、金地金価格を差し引いても9万円台まで戻ってきました。そう考えると今回の買い物は相当安く購入できた計算になりますが、昨年あたりMS70を20万円で購入できたことを考えると、割高にも感じます。
新型コロナウイルスなんていう未知のウイルスが全世界で感染拡大し、未だに終息が見えない状況の中、投資家たちは現物資産への移行を考え、その結果、金や銀の貴金属、コインの価格が上昇しました。
これは誰にも予測できなかったことですが、昨年、安いうちにウルトラハイレリーフ金貨を何枚か購入しておこうかと密かに考えたものの、資金的なことから先延ばしにしていた人間がここにいたことは、もはや誰も知りません。
まぁ、ここ最近の国内メジャーオークションでもMS70が手数料込みで30万円を超えてしまう中、今回はとても良心的な価格で購入させてもらったし、しかも元箱付きだったので、個人的には満足しています。
これより上位のMS70PLを1枚持っているのですが、やはりこの金貨はとても魅力があります。ここ最近、金価格も落ち着いてきたので、少し下がる可能性もありますが、現状でこの価格なら購入してもいいかなと考えて決断しました。
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