ここ最近は国内でコインを購入する機会が減りました。その原因はもちろん国内のコイン価格の高騰です。
その一方で、日本の業者やコレクターが多く参入するものもありますが、それでも外国のオークションでは日本国内ほどの高騰にはなっていません。(とは言ってもやはり少しは高値になっていますが)
そんな中、最近国内で入手したコインです。
1.レーマー広場
- 発行国 ドイツ フランクフルト
- 発行年 1863年
- 額面 THALER(TALER)
- 重量 18.52g
- 品位 銀90.0%
- 発行枚数 20,304枚

既にスラブ入りを2枚所有していて、少し前にドイツのオークションでも1枚落札しましたが、そのドイツオークションのレーマー広場がエッジダメージになってしまいそうなものだったので、少し消化不良ぎみでした。
そんなタイミングで国内でこのコインが出てきたので入手してみました。状態はそれなりといったところです。数字が付けば61~62くらいついてもいいかなといった感じです。
外国のオークションで落札したときのいろんな経費を考慮するとかなり安く入手できたのかなと思います。
そしてもう1枚。
2.ダイアナプルーフ銀貨
- 発行国 イギリス
- 発行年 1999年
- 額面 5ポンド
- 表面 エリザベス2世
- 裏面 ダイアナ妃
- 発行枚数 49,545枚
- 重量 28.28g
- 品位 銀92.5%
- 直径 38.61mm

言わずと知れたダイアナ銀貨です。いつも間にか手元に5枚も集まっていました(笑)
このコインは過去にも「イギリス 1999年 5ポンド ダイアナ妃 プルーフ銀貨」で紹介しましたが、どれほどグレードも高くないものが、国内オークションで一度とんでもない価格で落札されたことをきっかけとして一気に高騰しました。
正直これは価格操作ではないかと思われるほど不自然な価格でしたし、実際その後、国内のコイン商はここぞとばかりにダイアナ銀貨を売り捌いています。
それまで裸でせいぜい5,000円程度だったものが、そのオークション後、約20,000円になりました。最近こそ15,000円程度に落ち着いてきましたが、国内のコイン業者はそれなりに利益が出たことでしょう。
そして、流行好きなこの私は、そうわかっていながらもまんまとその策略に嵌り、ダイアナ銀貨を購入しているのです!!
過去の記事でも書いているとおり、このコインは70が出にくいコインです。そこで、70一本狙いでグレーディングに出します。
ところで、このダイアナのプルーフ銀貨、発行枚数はKMカタログだと49,545枚になっていますが、元箱についているパンフレットだと35万枚となっています。まぁ、パンフレットの方はリミットとなっているので、実際はそこまで発行していないのかもしれませんが・・・
しかし、日本国内の流通量を見ると、35万枚発行されていてもおかしくないようにも思います。もし35万枚発行だとすると、本当にあの高値は幻になるでしょうね。今後価格は落ちる一方でしょう。
その一方で、金貨が7,500発行でそれなりに少ないので多少は上がるかもしれませんが、現時点でも上がりすぎだと思っています。これもまだ上がるかもしれませんが、10年後には下がっていると思います。
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