アンティークコインの基礎

グレーディング

このブログでもグレーディングから戻ってきたコインを紹介していますが、また裸のコインが溜まってきたのでそろそろグレーディングに出そうと思っています。

1.グレーディング依頼コイン

今回グレーディングに依頼するコインのラインナップはこんな感じです。

1)NGC

  • ①日本 1885(明治18)年 円銀
  • ②日本 1895(明治28)年 円銀
  • ③日本 1896(明治29)年 円銀
  • ④日本 1964(昭和39)年 稲100円
  • ⑤ドイツ フランクフルト 1863年 ターラー銀貨 2枚
  • ⑥フィジー 1986年 10ドル銀貨

私がここ2年ほどでグレーディングに出した円銀やレーマー広場に関してはNGCの方が数字がつきやすいイメージがあるので、NGCに出すことにしました。

2)PCGS

  • ①ドイツ フランクフルト 1841年 2ターラー銀貨
  • ②フランス 1929年 20フラン黄銅貨 ESSAI
  • ③フランス 1867年 ナポレオン3世 銅メダル
  • ④フランス 年号不明 ナポレオン3世 銀メダル

メダルやESSAIなんかは、数字さえつけばPCGSではSP表記になります。NGCではMS表記になってしまうので、なんとなくSPの方がいいなと思うコインについてはPCGSに出します。

あと、フランクフルトの2ターラー都市景観については、なんとなく感覚でどちらが数字がつきやすいとか甘いとかがなかったので、私の所有している都市景観がPCGSスラブが多いことを考慮して、統一する意味でPCGSに出してみようかと思っています。正直これについてはNGCに出そうか、現時点でも迷っています。ひょっとしたら実際出すときにはNGCに変更しているかも・・・

3)PCGS Restoration

  • ①イギリス 1999年 ダイアナ 5ポンド プルーフ銀貨 5枚

なんだかんだで、ダイアナ銀貨、5枚も入手してしまいました(笑)記事でも書いていますが、70が出にくいコインです。しかし、どうせなら70を狙っていきたいので、このコインに関しては比較的70が出やすいと思われるPCGSに出そうと思います。

そして、70を狙うのであれば、例え傷がなくても、指紋や汚れ、クスミなどで減点されてしまうのがモダンコインなので、Restoration経由で70狙っていきます!

4)PCGS リホルダー

  • ①ドイツ ニュルンベルク 1765年SR ターラー銀貨 PCGS VF30
  • ②フランス 1865年 ナポレオン3世 銀メダル PCGS SP62

ナポレオン3世の銀メダルについては、過去の記事「フランス 1865年 ナポレオン3世 銀メダル」で紹介した、アメリカのオークションで落札したメダルです。このメダルはメダル自体に凹凸がありすぎて、通常スラブでは厳しいらしく、スラブでメダルの盛り上げっている部分に当たる部分がヒビ割れていました。そのため、リホルダーをします。

ドイツのニュルンベルク都市景観はグレードも低いので売却しようかとも思っていたのですが、スラブの鑑定番号とPCGS番号が一致していないというエラーがあり、売ってから文句を言われても困るので、リホルダーしてから売るなりしようかと思っています。

5)PCGS クロスオーバー

  • ①フランス 1865年A ナポレオン3世 100フラン金貨 NGC MS63 

つい先日紹介したばかり、手元に届いたばかりの金貨ですが、状態もいいので、一度だけクロスオーバーにチャレンジしてみようかと思います。

正直クロスオーバーの成功率なんて相当低いですし、高額コインなのでクロスオーバーに出す費用もかなりかかるのですが、もし、もし、クロスオーバーが成功してMS64にでもなったときには最高鑑定タイになりますし、価格も一気に上がります。

クロスオーバーなので期待はしませんが、一度だけ夢を追いかけてみます。



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ABOUT ME
サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。