古代コイン

古代ギリシャ アテネ フクロウ テトラドラクマ銀貨

古代コインといえばこれというくらいメジャーなコインです。裏面のフクロウの可愛さもあって日本でも大人気です。

元々量産型のフクロウは数もかなり多いし、最近は大量にオークションに出品されるので値段もだいぶ落ち着いてきました。入手するなら今がチャンスです。

古代ギリシャ系のコインは、古代ローマのコインに比べると大型であったり、厚みがあったり、デザインも豊富であったりと、入手したときの満足感は大きいと思います。

1.スペック

  • 発行国 古代ギリシャ アッティカ・アテナイ
  • 年代 BC 440-404年
  • 表面 アテナ
  • 裏面 フクロウ・オリーブ・三日月・ΑΘΕ
  • 額面 テトラドラクマ
  • 材質 銀
  • 重量 17.14g
  • NGC MS Strike:5/5 Surface:4/5

2.フクロウコイン

古代ギリシャのフクロウコインと言えば誰もが知っている古代コインですが、よく見かけるものは「BC 440-404」の量産型のものです。

これ以外のものについては量産型のものより価格帯も上がります。明らかにフクロウの見た目が違うものもあれば、フクロウが少し首を傾げている程度の違いのものもあります。

3.デザイン

表面は、アテナ神です。アテナ神はギリシャ神話に出てくる女神で、全知全能の神・ゼウスと知恵の女神メティスの子とされています。

アテナ神は、ポセイドンとの戦いで勝利し、アテナイの守護神になったとされてます。

裏面は、「フクロウ」と「オリーブ」、そして「三日月」がデザインされています。

「フクロウ」は、古代ギリシャでは夜中でも目が利く生き物として、知恵の象徴とされており、アテナ神の聖獣(聖鳥)とされていました。

「オリーブ」は、アテナ神の象徴であり、アテナイの特産品でもありました。上記のポセイドンとアテナイの領地を争い、その際にアテナイ市民への贈り物としてアテナがオリーブを選択し、勝利したとされています。

「三日月」については、単にフクロウの活動している夜を表すものとしての「月」であるとする説や、サラミス海戦で夜中にペルシア軍に勝利したことを記念しての「月」とするという説もあるようです。

さて、続いてフクロウの横に刻印されている「ΑΘΕ」ですが、これも諸説あるのか、ネット上でもいろんな説が乱れています。

アテナ・アテナイ等の略字のようで、アテナ神を示すものなのか、アテナイやアテナイ市民を示すものなのか、私には断定できませんが、そういった感じのようです。

しかし、アテナ神やアテナイなどを古代ギリシャ語で書くと「ΑΘH~」となるようで、なぜ「H」ではなく「E」なのかという議論もネット上で溢れています。

そんな中、「ΑΘENAION」と表す「アテネ人の」という古代ギリシャ語の略であるという考えもあり、その単語であればそのまま略字で「ΑΘE」が当てはまりますので、その説が一番説得力があるように感じます。

「Shelk」さん著の「アンティークコインマニアックス」でも一番最初の紹介されているコインです。



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サミー
アンティークコイン収集歴はまだ浅く、日々勉強中です。 このブログは自分の備忘録として、そしてアンティークコイン収集をこれから始めようとする方の参考になればと思います。